年金制度のしくみ
当基金は、出版厚生年金基金(以下「旧厚生年金基金」といいます。)が国に代わって運営していた代行部分の年金資産を国に返し(代行返上)、残る基金独自の年金資産により2016(平成 28) 年 10 月 1 日に発足した確定給付企業年金です。
当基金は日本の年金制度のうち、公的年金の国民年金を 1 階部分、厚生年金保険を 2 階部分とするなら、3 階部分に位置しています。
当基金は、全国の出版関連業に携わる企業と、その関連企業が加入することができ、公的年金制度の他に企業の福利厚生の一環として、または退職金の事前積立の制度として、事業主が従業員の給与に応じた掛金を負担し積み立てを行う制度です。
その積立金は、従業員が定年等で退職した時に、一時金や年金で受け取ることができます。
日本の主な年金制度
○確定給付企業年金……将来の給付額があらかじめ保証されている企業年金制度(DBともいう)。
○確定拠出年金…………毎月拠出する掛金額があらかじめ決まっており、将来の給付額は個人ごとの運用成績に応じて増減する年金制度(DCともいう)。企業型と個人型 (通称iDeCo)がある。
○厚生年金基金…………国の厚生年金保険の一部を代行し、企業独自の給付を上乗せする確定給付年金制度。